2009年10月21日水曜日

ブラックミュージック


昨日、『キャデラック・レコード』という映画を見てきました。
現代音楽はここから始まった、と言われているシカゴブルースを
世に出したチェス・レコードのアーティストが主役の映画です。



私が知っていたアーティストはマディ・ウォーターズ、エタ・ジェイムス
チヤック・ベリーでした。
なかでもビヨンセが演じたエタには感動して涙ぐんでしまいました。


アメリカの白人が最初に黒人を受け入れたこと、つまり黒人の価値を認めた
のはブラック・ミュージック、それもシカゴブルース、らしい。
最初に黒人音楽に魅かれてレコード会社をつくった白人がいて、
そのレコードを支持したのは白人の若い女の子たちでした。
流行はいつの時代でも若い女の子たちからなんだね。
日本でも若い子から流行った風俗をおばさんたちが
真似し出したら流行は終わりって言われてますからね。
古くはミニスカートがそうでした。
思い出したことがあります。猿の世界でも、若い雌の猿が
まず新しいことをやり始めるんだって。
有名なのが猿のイモ洗い。若い雌が始めてだんだん年配の猿が
イモ洗いを似するようになったそうですよ。
ここから本題。白人と黒人のかきねを最初に取り払ったのが
ブラックミュージックを好きになった女の子。
そのブラックミュージックを取り入れて大ヒットさせたのが
あのビートルズやローリングストーンズ。
ビートルズは最初のころ顰蹙(ひんしゅく)ものでしたよね。
昭和41年6月末。日本に来た時、私は大学一年生。
下宿のテレビで日本公演を見てたら、下宿のおやじ(40歳くらい)が
「なんだ、こいつら。猿みてえな顔して」とビートルズの第一印象を
毒づいていましたっけ。
まずブラックミュージックが白人に受け入れられ、そのことが
(唐突だけど)オバマ大統領につながっている、と感じました。
オバマ大統領誕生の遠因は黒人音楽、シカゴブルースからだったんだね。
そういえばオバマ大統領ってシカゴが地元でしたね。






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