2010年6月27日日曜日

葬儀事情


母の葬儀でわかったことや感じたことがいろいろあった。
まず、葬儀会社のサービスが実にきめ細かい。

病院から自宅への安置に始まり、葬儀が終わってからも毎日顔を出し
「なにか心配なことがあったら相談してください」と言ってくれた。

そのかわり、結果的には基本料金の倍ほどかかる、さまざまの必須(?)の
オプションがあり、それも 「これこれのどっちにします?」 などと矢継ぎ早に
聞いてくるのでほとんど「はい、お願いします」状態に。

たとえば、遺体の洗髪とか死化粧は断りにくいし、それなりの良さもあったけど。
文句ではないけど入会契約時に、こういうことをオプションで選んでいただきますよ
と教えてもいいんでないの? と思った次第。

息子に 「順調にいけばあと20年後にお前が喪主になる。30年後にもう一回ある」
と言ったら「めんどうだなあ。今日参列した親戚の人たちの顔を知らないし・・・」

そうか。よく考えたら、今回の親戚参列者は父方母方ともほとんどがいとこ達。
つまり私と同年代。いとこ達とは子供時代によく遊んだけど、いとこの子供たちと
私の子供たちは面識がない。そもそもいとこ達ともこういう機会でないと会えない。

ということは、いとこ達が歳の順に鬼籍に入るとしたら、参列は私(と妻)だけで
縁の薄い子供たちは参列しないはず。 あと15年後にはいとこの半分くらいは
あの世に行き、20年後(?)の私の葬儀には、はたして母の葬儀の一割も
参列するだろうか?

すごく小規模な葬儀でよさそうだね。葬祭センターも数は多くても参列者が少ない
葬儀が中心になりそうです。
今から考えておきなさいよ、そういう時代の葬儀モデル。

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